ぎっくり腰でお悩みの方へ

ぎっくり腰の痛みの多くは「筋けいれん(スパズム)」という筋肉の反応によるものです。

痛みがある箇所には組織に損傷があると考えられ、祖の損傷がさらに広がらないように、周りの筋肉を緊張させて固定させようとする体の反応が起こります。これが筋けいれんです。

個人差はありますが、急性期（約2～3日）は激しい痛みがあります。

その後は徐々に痛みは引いていきますが、筋けいれんが残っているため、筋肉の緊張を放置しておくとさらに硬まってしまいます。

ぎっくり腰は繰り返してしまうことが多いため、痛みが引いた後でも早めのケアをおすすめします。

ぎっくり腰を改善させる為には、しっかりと筋肉の緊張を緩めて血流を良くし、疲労をリセットすることが大切です。また生活習慣を見直して、腰への負担を減らしていくことも重要です。

冷却はアイスパック等で「20分冷やして1時間休む」を繰り返します。冷やすのは血管を収縮させて炎症を抑えて痛みを和らげるためです。

連続の冷却はひかえてください。血管を広げようとする体の反応が出てしまい、逆に効果がなくなってしまします。

コルセットは「外出いなければならない用事がある」など、止むを得ない場合以外は外しておきましょう。

コルセットの常時着用は血流が阻害されて、腰痛の改善がおそくなりますので、外すのがつらい場合はでも安静時や寝る時は必ず緩めておきましょう。

また、痛みが軽い方や安静にして痛みが少し和らいだら、今度は動ける範囲で体を動かしていきましょう。その方が血行が良くなり改善が早くなります。

痛みが和らいだ後も筋けいれんによる筋肉の緊張が残っています。

腰回りの血行を促して、しっかりと筋肉の緊張を和らげることが大切です。